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リモートの実態・見分け方

出社回帰がつらい人へ──「週3出社」に戻された時の選択肢と転職という手

2026/06/18·読了 8分
#出社回帰#つらい#週3出社#出社回帰 転職#テレワーク廃止
出社回帰がつらい人へ──「週3出社」に戻された時の選択肢と転職という手

「来月から、原則週3出社に戻します」——そんな一言で、ここ数年で組み立ててきた生活が音を立てて崩れていく。出社回帰がつらい、しんどい、できれば辞めたい。そう感じているあなたへ、最初に言わせてください。それは甘えではありません。

一度フルリモートや週1出社の働き方を経験し、通勤のない生活で確保できた時間・体力・家族との時間を知ってしまった人にとって、出社日数が増えることは「元に戻る」のではなく、今ある生活基盤を削られることです。つらくて当然です。

この記事では、企業がなぜ出社回帰に動くのかを簡潔に押さえた上で、つらい時に実際どう動くかを整理します。結論を先に言えば、取れる手は大きく3つ——交渉する・社内で動く・転職する。そして転職を選ぶなら、二度と同じ目に遭わないために「出社頻度が数字で明記された求人」を選ぶこと。順に見ていきましょう。

なぜ今、出社回帰が起きているのか(背景は簡潔に)

つらさの正体を冷静に扱うために、相手の事情を一度だけ整理しておきます。企業が出社回帰に動く理由は、おおむね次のようなものです。

  • 対面でのコミュニケーションや偶発的な雑談を取り戻したいという経営判断
  • 若手の育成・オンボーディングは対面のほうがやりやすいという考え
  • マネジメント側が「見えていない」ことへの不安(いわゆる管理のしやすさ)
  • オフィスの賃料を払っている以上、使わせたいという発想

ここで大事なのは、これらは企業側の都合であって、あなたの成果やつらさとは別の論理だということです。実際、在宅で十分に成果を出してきた人ほど、「自分の働き方を否定された」と感じやすい。背景を理解することは大切ですが、「会社の事情に合わせて自分が消耗し続ける義務はない」という前提は、ここで握っておいてください。

そして見落とされがちなのが、会社の方針と働き手の希望のズレです。Job総研の2025年の調査では、働く人の約7割(70.9%)が「週3日以下」の出社を理想とし、過半数(55.2%)が「リモート派」と回答しています。一方で、実際には約4割が週5日出社をしている——理想と現実が大きく食い違っているのです(Job総研「2025年 出社に関する実態調査」)。つまり、あなたが「つらい」と感じているのは、あなた個人の問題ではなく、会社の方針と働き手の希望が構造的にすれ違っていることの表れなのです。

つらい時に取れる3つの選択肢

「もう無理」と感じても、いきなり退職届を出す前に、手札を並べてみましょう。動き方には段階があります。

1. 交渉する:感情ではなく「成果」で話す

最初の一手は、いまの会社でリモート(または出社頻度の軽減)を交渉することです。ポイントは、「つらいから」ではなく「成果で語る」こと。

  • リモート期間中の自分の実績・数字を具体的に示す(売上、対応件数、納期遵守率など)
  • 「週3出社」を一律で飲むのではなく、「週1・特定曜日だけ出社」など代替案を自分から提示する
  • チーム全体ではなく、自分個人の事情(育児・介護・通勤2時間など)に基づく個別配慮として相談する

会社の方針そのものは覆せなくても、運用レベルでの例外は通ることが少なくありません。まずはここを試す価値があります。

2. 社内で動く:部署・職種を変える

交渉が難しい場合、同じ会社の中でリモート前提の部署やポジションへ動く手があります。

同じ企業でも、出社を強く求められる部門と、成果さえ出れば働き方が比較的自由な部門が混在しているケースは珍しくありません。社内公募・異動希望・職種転換を使えば、転職せずに働き方を変えられる可能性があります。退職に伴うリスク(収入の空白、人間関係のリセット)を負わずに済むのが利点です。

3. 転職する:根本から環境を選び直す

交渉も異動も現実的でない、あるいは会社の方向性そのものが「出社前提」に固まってしまった——そう判断したなら、転職は十分に合理的な選択です。

ここで誤解してほしくないのは、出社回帰を理由にした退職・転職は「逃げ」ではないということ。働き方は労働条件の中核であり、それが一方的に変えられたなら、自分に合う環境を選び直すのは当然の権利です。

ただし、転職には一つだけ、絶対に外してはいけない注意点があります。それが次章です。

転職するなら「リモート可」を信じてはいけない

出社回帰がつらくて転職する人が、最もやりがちな失敗——それは、求人票の「リモートワーク可」という言葉だけを信じて飛び込むことです。

「リモート可」という4文字には、実は天と地ほどの幅があります。

  • 通勤ゼロ:原則出社なし。本当のフルリモート
  • 週1通勤:基本は在宅、定例などで週1出社
  • 週2通勤:週の半分弱は出社
  • そして最悪なのが、「リモート可(ただし月数回〜実態は週3出社)」という、入社後に判明するパターン

転職して環境を変えたのに、新しい会社でもまた出社日数が増えていく——それでは出社回帰から逃れた意味がありません。「リモート可」はあくまで“制度上は可能”という意味でしかなく、実際の出社頻度を保証する言葉ではないのです。

見極めの鍵は「出社頻度が数字で書かれているか」

ではどう見抜くか。答えはシンプルで、出社頻度が具体的な数字で明記されている求人を選ぶことです。

「リモート可」「柔軟な働き方」といった曖昧な表現ではなく、

  • フルリモート(出社なし)
  • 月1回の全社定例のみ出社
  • 週1出社(毎週◯曜)

このように、頻度が数字で書かれている求人は、その数字を会社が約束しているということです。逆に、数字を一切示さず雰囲気だけで「リモート歓迎」とうたう求人は、入社後に出社が増えるリスクを内包していると考えてください。面接でも、遠慮なく「実際の平均出社日数は週何日ですか」と具体的に聞きましょう。その答えに濁りがある会社は、避けたほうが賢明です。

NoTrainの視点:ビジネス職こそ、出社に縛られなくていい

ここでNoTrainの立場をはっきり述べます。「育成や対面が必要だから出社」という論理は、職種を問わず一律に当てはめるべきものではないと私たちは考えています。

とりわけ、営業・マーケティング・カスタマーサクセス・事務・コーポレートといったビジネス職は、「対面でなければ成立しない」という思い込みが根強い一方で、実態としてはオンラインで十分に成果を出せる業務が大半です。商談はオンラインで完結し、資料も数字も画面の中にある。それでも「ビジネス職は会社にいてこそ」という古い前提で出社回帰の波を真っ先にかぶるのが、この層なのです。

だからこそNoTrainは、求人を載せるときに「リモート可」で終わらせず、求人原文を一つひとつ確認して出社頻度を検証しています。「通勤ゼロ/週1通勤/週2通勤」という独自の軸で分類しているのは、あなたが二度と「入社したら週3出社だった」という失望を味わわないためです。

出社回帰がつらいなら、我慢して慣れる必要はありません。根本から、出社に縛られない環境を選び直す——それが、いちばん確実な解決策です。

まとめ:つらさを我慢ではなく「選択」に変える

出社回帰がつらいのは、あなたが弱いからでも甘えているからでもありません。一度手にした生活を削られているのだから、つらくて当たり前です。取れる手を、もう一度整理します。

  1. 交渉する:成果と代替案を武器に、個別の配慮を引き出す
  2. 社内で動く:リモート前提の部署・職種へ異動する
  3. 転職する:環境を根本から選び直す。ただし「リモート可」ではなく出社頻度が数字で書かれた求人を選ぶ

我慢し続けることだけは、選択肢に入れなくていい。つらさを「耐えるもの」から「動いて変えるもの」へ——その一歩を、今日から踏み出してください。

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